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読んだ本から(4)

そして音楽を書く目的は何か。 勿論、目的などを扱っているのではなく、音響を扱っているのだという人もあろう。 そうでなければ答えはパラドックスの形をとらねばならない。 すなわち目的に満ちた無目的性、或いは無目的活動である。 しかしこの活動は生の肯定であり―混乱から秩序をもたらせたり、創造に於ける改良を示唆する一つの試みではなく、単に我々が生きている当の生活に目覚める一つの方法なのである。 我々の生活は、一度我々の知性や願望を遠ざけ、自から進んで為すにまかせるなら、非常にすばらしいものなのである。 『ジョン・ケージ ジョン・ケージ著作集』

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猫のこと(2015年ごろ)

その一生のほとんどを、この狭苦しい賃貸住宅で過ごすであろう哀れな猫。 うわあうわあと、私に向かって奇妙な声で啼く。 その意味は(私の理解する範囲において)単純で、遊んで欲しい、オヤツが欲しい、トイレが汚い、水が欲しい、撫でて欲しい、などである。(表現にはジェスチャーも含まれる) 猫は、それらの享楽が、わたしや妻から与えられなければ、自らの力では決して手に入らない物であること、この狭苦しい部屋で、そ

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