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読んだ本

その中でも徹底していたのは、ルイ十六世時代の財務総監を務めたチュルゴである。彼は奇想天外なタイトルを持った書物の模型を木で作り、それらの実在しない本で自分の執務室の書棚を飾ったという。ちなみに、そのうちの一冊の表題は、『簡単な問題を複雑にする法』というものだった。

『スタニスワフ・レム「完全な真空」沼野充義・工藤幸雄・長谷見一雄訳』

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